健康全般

2025.05.24

👀 眼(目)は全身の健康を映す“窓”です

私たちはふだん、目を「見るための器官」として意識していますが、実は目は全身の健康状態を映し出す“窓”のような存在でもあります。
ちょっと意外かもしれませんが、体の病気のサインが、最初に目に現れることもあるのです。

🧠 目からわかる「体のサイン」とは?

目の奥には、「眼底(がんてい)」という部分があり、ここには血管や神経がたくさん走っています。
この眼底を調べることで、体の中の血管や神経の状態を、痛みもなく確認することができます。

たとえば次のような全身の病気が、目の検査で見つかることがあります:

体の病気 目に出るサイン
高血圧 眼底出血、血管の細さ・曲がりなど
糖尿病 糖尿病網膜症(視力低下や出血)
脳の病気 視野が欠ける、物が二重に見える
甲状腺の病気 目が飛び出すように見える、まぶたが腫れる
自己免疫の病気 ドライアイ、まぶたや白目の炎症

 

🔍「目の検査=体の健康チェック」

眼科で行う検査は、視力だけでなく、体の病気の早期発見にもつながります。
特に以下のような方には、定期的な目の検査をおすすめしています:

    • 糖尿病や高血圧などの持病がある方
    • 最近なんとなく見えにくくなってきたと感じる方
    • 40歳以上の方(加齢による病気が増える時期です)
    • 家族に緑内障や糖尿病の方がいる場合

目の病気の多くは、自覚症状が出るころには進行してしまっていることが多いです。
だからこそ、「見えにくくなってから」ではなく、「何も感じていないときからの検査」がとても大切です。

🏥 当院では、目から全身の健康をサポートします

当院では、視力や眼圧だけでなく、眼底の血管や神経の状態も丁寧にチェックいたします。
目の健康を守ることが、体全体の健康を守る第一歩です。

気になることがなくても、ぜひお気軽にご相談ください。

💬 よくあるご質問(Q&A)

  1. Q: 目の検査で本当に体の病気がわかるんですか?
    A :はい、眼底には全身の血管とつながっている血管があり、出血やむくみ、詰まりなどの変化が見つかることがあります。医師が詳しく説明しますのでご安心ください。
  2. Q:検査は痛くないですか?
  3. A: はい、ほとんどの検査は目薬を使ってカメラで撮影するだけです。痛みはなく、短時間で終わります。

📝 最後に

「目」は、体の変化にいち早く気づかせてくれる“健康の窓”です。
自分の目と体を守るために、まずは眼科での検査から始めてみませんか?