レーシックとオルソケラトロジーは、どちらも裸眼で見えるようにするための視力矯正法ですが、仕組みや対象年齢、メリット・デメリットが大きく異なります。
以下にわかりやすく比較します:
✅ レーシックとオルソケラトロジーの違い【比較表】
項目 | レーシック(LASIK) | オルソケラトロジー(オルソK) |
方法 | レーザーで角膜を削って形を変える | 特殊なハードレンズで角膜の形を一時的に変える |
手術の有無 | あり(永久的な処置) | なし(非手術、可逆的) |
視力回復のしくみ | 角膜を永久的に変形してピントを合わせる | 夜間装用で角膜を一時的に変形し、日中は裸眼で生活 |
効果の持続 | 永久的(角膜を削るため元に戻せない) | 一時的(装用をやめると数日で元に戻る) |
対象年齢 | 主に20歳以上(目の成長が止まった人) | 小学生〜大人まで(特に子どもの近視抑制目的が多い) |
近視進行の抑制 | 抑制効果はない | 近視進行を抑える効果あり(特に小児) |
見え方 | 安定しているが、ハロー・グレアなどの副作用が出ることも | 見え方は個人差があり、日によって変動することも |
手術リスク | 合併症(ドライアイ、角膜混濁など)が稀にある | 合併症は少ないが、装用・清潔管理が必要 |
コスト目安 | 30万〜40万円前後(両眼・一度きり) | 10万〜20万円/両眼(2〜3年ごとに更新) |
メリット | ・日中裸眼で快適・毎日のケア不要 | ・手術不要・近視進行の抑制効果・中止すれば元に戻せる |
デメリット | ・元に戻せない・ドライアイや夜間視力の悪化の可能性 | ・毎晩装用が必要・効果が一時的・寝具や衛生管理が大切 |
🔍 まとめ:どちらを選ぶべき?
あなたの条件 | おすすめ |
手術してでも裸眼で安定した視力を得たい大人 | レーシック |
手術は避けたい/子どもの近視を抑えたい | オルソケラトロジー |
✨ ポイント解説
- レーシック:角膜をレーザーで削って形を「永久的に変える」手術。朝起きたら見えるけど、元に戻すことはできません。
- オルソケラトロジー:夜寝ている間にコンタクトで角膜を「一時的に押しつぶして形を変える」方法。やめれば元に戻るので、子どもでも安心して使えます。