結論から申し上げますと、「基本的にはおすすめしません」が、「短時間・たまになら可能」というグレーゾーンになります。
カラーコンタクトが「基本おすすめできない」理由
ただし、オルソケラトロジー治療中の目には、普通の目にはないリスクが発生するため、以下の3つの理由をよく理解しておく必要があります。
1. レンズが「ズレやすい」・「外れやすい」
これが最大の問題です。
- 理由: オルソケラトロジーは、角膜(黒目)を平らに潰して視力を良くする治療です。
- 現象: 市販のカラーコンタクトは、「普通の丸い角膜」に合わせてカーブが設計されています。治療で平らになった角膜の上に、丸みの強いカラコンを乗せることになるため、サイズが合わず、瞬きのたびにズレたり、浮いたりしやすくなります。
2. 「酸素不足」のリスクが倍増する
- 理由: オルソケラトロジー(夜)+カラーコンタクト(昼)=「24時間近くコンタクトを乗せている」ことになります。
- 危険性: 一般的に、カラーコンタクトは色素が入っている分、透明なレンズよりも酸素を通しにくい製品が多いです。夜の治療で疲れた目に、さらに酸素不足を強いることになるため、角膜内皮細胞の減少や感染症のリスクが高まります。
3. 「度なし(±0.00)」を選ぶ必要がある
- オルソケラトロジーの効果が出ている間は、裸眼で1.0〜1.2などの視力になっています。
- そのため、もしカラコンを使う場合は、「度が入っていないもの(度なし)」を選ばないと、過矯正(見えすぎ)で頭痛や吐き気が起きます。
- ※逆に、夕方に視力が落ちてきたからといって「度あり」のカラコンを使うと、角膜の形と合わず目を傷つける原因になります。
どうしても使いたい場合の「守るべきルール」
もし、結婚式やイベント、お出かけなどで「どうしてもカラコンをしたい」という場合は、以下の条件を守ってください。
- 医師の許可をとる
- 定期検診の際に、「休日にカラコンを使いたいが、目の状態は大丈夫か?」と必ず確認してください。
- 「ワンデー(1日使い捨て)」のみにする
- 衛生面を考え、使い回しタイプは避けてください。
- 短時間(数時間)にとどめる
- 朝から晩までつけるのではなく、「写真を撮る時だけ」「パーティーの間だけ」など、必要最小限の時間にします。
- 「シリコーンハイドロゲル素材」を選ぶ
- 最近増えている、酸素をよく通す素材(シリコーン)のカラコンを選ぶことで、目への負担を少し減らせます。
まとめ
ファッションとして楽しむことは不可能ではないが、目の形が変わっているためフィットしにくく、目への負担も大きいので、毎日の常用は避けるべきです。
