オルソケラトロジーの視力回復過程では何種類も眼鏡が必要になりませんか?

結論から申し上げますと、視力が回復する過程に合わせて何種類も眼鏡を作り直す必要はありません。

オルソケラトロジーを開始してから視力が安定するまでの期間(導入期)は、一般的に1週間〜1ヶ月程度と比較的短いため、わざわざ眼鏡を新調するのはもったいないですし、現実的ではありません。

では、視力が安定するまでの間、どのように過ごすのが一般的なのか、具体的な対策をご紹介します。

1. 視力が安定するまでの「見え方」の変化

まず、視力は以下のようなペースで変化することが多いです。

📆視力回復のスケジュールのイメージ

日数視力の状態必要な対応
初日〜3日目まだ裸眼では見えにくい今までの眼鏡を使用
4日〜1週間視力が徐々に安定場面によって眼鏡を使い分け
1〜2週間後日中裸眼で過ごせる基本的に眼鏡不要

2. その間の対策(眼鏡はどうする?)

視力がまだ完全でない1〜2週間の間は、以下の方法で乗り切るのが一般的です。

  • 以前使っていた「度の弱い眼鏡」を使う:もし手元に、昔使っていた「度数が弱くなってしまった眼鏡」があれば、それが役立つ場合があります。治療開始直後は「今の眼鏡だと強すぎてクラクラするが、裸眼だと見えない」という状態になるため、昔の弱い眼鏡がちょうど良いつなぎ役になります。
  • 「使い捨てコンタクトレンズ」を活用する(おすすめ): これが最も一般的な方法です。 眼鏡を作ってしまうと度数が固定されてしまいますが、1日使い捨てのソフトコンタクトレンズ(ワンデータイプ)なら、その日の視力に合わせて柔軟に対応できます。
    • 眼科で相談すれば、視力が安定するまでのつなぎとして、弱めの度数のワンデーレンズを処方してもらえます。
    • 視力が上がってきたら、レンズの度数を下げたり、装用をやめたりするだけで済みます。

3. 注意点

  • 新しい眼鏡は作らない:この期間は、昨日と今日で視力が違うということが起こりうるため、新しい眼鏡を作っても数日で合わなくなってしまいます。
  • 学校や運転への配慮:お子様の場合、席を前にしてもらうよう先生にお願いしておくと安心です。大人の場合、運転免許の基準(両眼で0.7以上)を満たさない日があるかもしれないため、安定するまでは運転を控えるか、使い捨てコンタクトでしっかり補正する必要があります。

まとめ

「徐々に眼鏡を買い換える」のではなく、「使い捨てコンタクトレンズや古い眼鏡で短期間を乗り切る」のが正解です。

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