残念ながら、1日の通院では終わりません。
オルソケラトロジーは「手術」ではなく、コンタクトレンズによる治療であるため、レンズの適合確認や目の健康状態をチェックする目的で、開始後も定期的な通院が必須となります。
一般的に、治療をスタートして軌道に乗るまで(最初の1か月程度)でも、最低2〜3回程度の通院が必要です。その後も、安全に継続するための定期検診が続きます。
標準的なスケジュールの目安は、以下の通りです。
治療開始までの流れ(例)
【1回目】適応検査・カウンセリング(2〜3時間)
目の病気がないか、オルソケラトロジーに向いている角膜の形かどうかを詳しく検査します。視力検査や角膜形状解析を行い、治療が可能かを判断します。
この段階で、テスト用(トライアル)レンズを院内で装用し、
- レンズのフィット感
- 視力がどの程度改善するか
を確認することもあります。
適応が確認できれば、度数や形状を決定し、オーダーメイドのレンズを発注します。
適応検査の具体的な様子については、【密着動画】視力回復コンタクト“オルソケラトロジー”の適応検査でも詳しく解説しています。
【2回目】治療開始・マイレンズの受け取り(約1週間後)
注文していたレンズを受け取り、正式に治療がスタートします。
この日は、
- レンズの装着・取り外しの練習
- 洗浄・保存などのケア方法
- 装用時の注意点
について、時間をかけて指導を受けます。
治療開始後の定期検診(必須)
レンズを受け取って終わりではありません。オルソケラトロジーは、角膜の形を物理的に変化させる治療であるため、装用後の経過観察が非常に重要です。
翌日検診
初めてレンズを装用して眠った翌日に来院し、
- レンズの位置
- 角膜の状態
- 視力の変化
を確認します。
1週間後検診
視力が安定し始めているか、角膜に問題がないかをチェックします。必要に応じて、レンズの微調整を行います。
2週間〜1か月後検診
多くの方はこの時期に視力がほぼ安定します。治療が順調に進んでいるかを確認します。
3か月後検診
以降は、
- 3か月ごと
- もしくは半年ごと
の定期検診で、レンズの状態や角膜の健康をチェックしていきます。
なぜ通院が必要なのか?
オルソケラトロジーは、就寝中にレンズを装用する治療です。
もし、
- レンズが汚れている
- フィッティングがズレている
- ケア方法が適切でない
といった状態が続くと、角膜感染症や視力低下などのトラブルにつながる恐れがあります。
安全に、そして効果的に使い続けるために、定期検診は治療の一部として欠かせないものと考えられています。
まとめ
オルソケラトロジーは、1回の通院で完了する治療ではありません。適応検査から治療開始、視力が安定するまでに複数回の通院が必要で、その後も定期的な検診が続きます。
「手軽さ」よりも、安全性と長期的な目の健康を重視する治療であることを理解したうえで、検討することが大切です。
