定期的な通院は絶対に必要です。オルソケラトロジーは、単にレンズを購入して終わりではなく、眼科医の管理下で行う治療行為です。
そのため、見え方に問題がなくても、必ず定期的な通院が求められます。一般的には、治療が軌道に乗ったあとは「3か月に1回程度」の定期検診を受けるのが標準的です。
なぜ定期検診が必要なのか、主な理由は次の3つです。
1. 自覚症状がない「目のトラブル」を防ぐため
これが最も重要な理由です。
- 角膜(黒目)の表面は知覚が敏感ですが、コンタクトレンズによって角膜の酸素不足などが起きると、知覚が鈍り、傷がついていても痛みを感じないことがあります。
- 「痛くないから大丈夫」と思って放置し、気づいた時には重篤な感染症になっていた、というケースを防ぐために、医師が顕微鏡でチェックする必要があります。
2. レンズの状態(傷・汚れ)のチェック
- オルソケラトロジーレンズは寿命が2〜3年と長いですが、毎日使っていると目に見えない傷や汚れがつきます。
- 汚れたレンズや変形したレンズを使い続けると、矯正効果が落ちるだけでなく、角膜を傷つける原因になります。
- 定期検診では、レンズの汚れを専用のクリーナーで除去したり、傷の有無を確認したりします。
3. 視力や目の形の変化への対応
- 特にお子様の場合、成長に伴って目の形が変わり、近視が進行しようとする力とレンズの矯正力のバランスが変わることがあります。定期的に視力を測り、必要であればレンズの度数変更や調整を行います。
- 必要であればレンズの度数やフィット感を調整することが重要です。
通院のスケジュール(目安)
📅 ① 初回の適応検査
→ オルソケラトロジーの使用が適応できるか、検査を行います(約1~2時間)。
📅 ② レンズ装着後1日目の検査
→ 初めての装着後、視力や角膜の状態を確認するために翌日検診が行われます。
📅 ③ 1週間後の検診
→ 視力や装着感を再度確認します。レンズの調整が必要な場合もあります。
📅 ④ 1か月後の検診
→ 視力が安定しているか、角膜の健康状態をチェックします。
📅 ⑤ 定期的なフォローアップ(3か月に1回)
→ その後も3か月ごとに検診を行い、視力や角膜の健康状態を維持します。
通院をやめてしまうとどうなる?
最も怖いのは「角膜感染症」です。 定期検診を受けていないと、レンズケースの管理不足やレンズの汚れに気づけず、細菌が繁殖して角膜に感染してしまうリスクが高まります。最悪の場合、視力障害が残る可能性もあります。
そのため、「3ヶ月に1回の通院の手間」と「安全な裸眼生活」をセットで考えられるかどうかが、この治療を始めるかどうかの判断基準になります。
結論:オルソケラトロジーには定期的な通院が必要!
オルソケラトロジーを使用する際には、初期の検査と装着後の経過観察が必要です。
その後も定期的な検診(最低でも3か月ごと)を行うことで、目の健康を守りながら快適にレンズを使用することができます。
