オルソケラトロジー(夜間装用コンタクトレンズ)は、寝ている間に角膜の形状を矯正し、日中は裸眼で過ごせるようにする治療法です。
特に以下のような方に適していると言われています。
1. スポーツをする人
日中、メガネやコンタクトレンズを使わずに済むため、激しい動きや接触のあるスポーツ、水泳などをする人に最適です。
- サッカー、ラグビー、柔道などのコンタクトスポーツ
- 水泳、サーフィンなどのマリンスポーツ
- 砂埃が舞う野球やテニスなど
2. 近視の進行を抑えたいお子様(未成年)
オルソケラトロジーの大きな特徴として、「近視の進行抑制効果」が期待されています。
- 成長期で近視がどんどん進んでしまっているお子様
- 両親が近視で、子供の視力低下を心配されている方
3. 外科的手術(レーシックなど)に抵抗がある人
角膜を削るレーシック手術とは異なり、レンズの装用を中止すれば角膜の形状は元に戻ります。「手術は怖いけれど、裸眼で生活したい」という方に選ばれています。
- 手術による不可逆的な変化(元に戻せないこと)が怖い方
- 年齢制限(通常18歳未満)でレーシックが受けられない方
4. 職業上の理由でメガネ・コンタクトが不便な人
- 乾燥した環境で働くため、日中のコンタクトレンズが乾いて辛い方
- 消防士、警察官、パイロット、客室乗務員など、裸眼視力が求められる、またはメガネのズレが許されない職業の方
5. 向いている「眼の状態」と「生活習慣」
医学的・生活習慣的な条件として、以下に当てはまる人が向いています。
- 近視・乱視が強すぎない人: 強度近視(一般的に-4.00D〜-6.00D以上)や、強い乱視の場合は矯正しきれないことがあります。
- 十分な睡眠時間が取れる人: 角膜の形をしっかり矯正するために、毎日6時間以上の睡眠が必要です。
- レンズケアがしっかりできる人: 通常のハードコンタクトレンズと同様、毎日の洗浄と管理が必要です。
向かない可能性があるケース
逆に、以下のような場合は適応外となることが多いです。
- 極度のドライアイや角膜の病気がある方
- 不規則な生活で睡眠時間が確保できない方
- 非常に強い近視や乱視の方
治療を検討される際は、適応検査を受ける必要があります。
