結論から申し上げますと、多くの眼科で「お試し装用(体験)」が可能です。
オルソケラトロジーは高額な治療であり、かつ「ハードコンタクトレンズをつけたまま眠れるか」という相性の問題があるため、本格的に購入する前に1週間〜1ヶ月程度の体験期間を設けている病院が一般的です。
ただし、「無料」ですべて完結するわけではないため、仕組みと費用の内訳を理解しておく必要があります。
一般的な「お試し」の仕組み
多くの眼科では、以下のような流れで実施されています。
① 適応検査(当院では5,500円)
まず、オルソケラトロジーが可能かどうかを判断するために、視力検査や角膜の形状検査を行います。
この検査は1〜2時間程度かかることが多く、自由診療のため費用は数千円〜1万円前後が一般的です。
② テストレンズ(トライアルレンズ)の装着
適応が確認できた場合、トライアル用レンズを実際に装着し、フィット感や初期の見え方を確認します。問題がなければ、その後自分の目に合わせた矯正用レンズを注文します。
③ 自宅での装用体験(1週間〜1ヶ月)(当院では5,500円)
実際に自宅で、就寝時にレンズを装用します。翌朝の視力や、夕方まで視力が保てるかなどを確認しながら体験を続けます。
④ 購入か、中止かの判断
- 購入する場合:
オーダーメイドの正式レンズで治療を継続します。 - 中止する場合:
体験用レンズを返却します。
※多くの眼科では、一定期間内であればレンズ代は返金対象となります。
費用についての注意点(完全無料ではありません)
「お試し」であっても、以下の費用が発生するケースがほとんどです。
- 適応検査・診察代
数千円〜1万円程度 - 体験料・装用テスト料
病院によっては、検査代とは別に「お試し手数料(5,000円〜1万円程度)」がかかり、これは返金 されないケースもあります。 - ケア用品代
洗浄液・保存液などで数千円 - レンズ代(保証制度あり)
治療開始後に支払うケースが多く、
目安は
- 片眼:約5〜6万円
- 両眼:約10〜12万円前後
※適応検査日から一定期間(例:1か月以内)であれば、中止時にレンズ代のみ返金される制度を設けている眼科もあります。
「お試し」で確認すべきポイント
もしお試しをする場合は、以下の3点を重点的にチェックしてください。
- 異物感に耐えられるか
ハードレンズ特有のゴロゴロ感があります。眠ってしまえば気にならない人が多いですが、どうしても馴染めない人もいます。 - 視力の出方
翌朝、本当に期待する視力まで上がっているか。また、夕方までその視力が持つか。 - ケアの手間
毎日の洗浄・管理を無理なく続けられるか。
結論:お試し用のトライアルレンズを使って試すことは可能だが、完全にお試しだけで終わることは難しい
オルソケラトロジーを始める際には、まず適応検査とトライアルレンズでの試用が行われます。その後、視力の安定を確認し、継続的な使用が必要です。
