結論から言うと:
原則として「うつ伏せ寝はおすすめしません」
完全に禁止ではありませんが、レンズのズレや圧迫のリスクがあるため注意が必要です。
なぜ、うつ伏せ寝がよくないの?
オルソケラトロジーは、角膜の形を精密に矯正するレンズなので、レンズがズレたり、目に偏った圧力がかかると、視力矯正の効果が不安定になったり、トラブルの原因になります。
問題点 | 内容 |
① レンズのズレ | 枕に顔を押しつけると、レンズが角膜上で動いてしまい、翌朝の視力が不安定になることがあります。 |
② 眼圧の偏り | 長時間、片側の目だけに圧力がかかるとうっ血や違和感が残る可能性があります。 |
③ 涙の分布が乱れる | 涙液の流れが不均一になり、乾燥や装用感の悪化につながることも。 |
実際にはどうなの? 患者さんの声
- 「うっかりうつ伏せで寝た日は、翌朝少し見えにくかった」
- 「横向きくらいなら問題なかった」
- 「レンズがずれてた感じがして、朝に外すと違和感が残っていた」
このように、「毎回うつ伏せ寝」ではなくても、レンズのズレや圧迫の影響は出ることがあります。
うつ伏せで寝ないようにするにはどうすればよい?
✅ 対策・アドバイス
対策 | 説明 |
仰向けで寝る習慣をつける | 一番安全な寝姿勢です。 |
横向きはOK(枕に強く押し付けないように) | 左右に軽く向く程度なら大きな問題はありません。 |
抱き枕を使う | 無意識のうつ伏せ寝を防止できます。 |
レンズのズレを感じたら朝に眼科へ | 片目だけ見えにくい、違和感がある場合は相談を。 |
まとめ
質問 | 回答 |
オルソケラトロジー装用中にうつ伏せで寝てもいい? | できれば避けた方がよいです。 |
なぜいけないの? | レンズのズレ・圧迫による視力矯正効果の低下が起こることがあるため。 |
どうすればいい? | 仰向け or 横向きで、顔に圧がかからない寝方がおすすめ。 抱き枕などで無意識のうつ伏せを防ぐのも◎。 |