感染症抗体検査・予防接種・ワクチン

感染症抗体検査当院では、感染症抗体検査や各種予防接種を実施しています。

感染症抗体検査(診察料込)

抗体検査の種類 費用(税込)
HBs抗体検査 2,320円
麻疹EIA IgG 3,670円
風疹EIA IgG 3,670円
水痘EIA IgG 3,670円
おたふくEIA IgG 3,670円

EIA/IgG検査/HI検査の目安

ウイルス抗体価検査には、EIA法・NT法・PA法など幅広くあります。いずれも血液検査です。検査によって、特徴が異なるため、また検査方法や検査結果によって内容や費用が異なるので、目的にあった検査方法を選択する必要があります。
ワクチン接種の目安となる検査は、以下の通りです。

疾患 検査方法 十分な免疫なし(基準に満たない) 十分な免疫あり
(ー) (±)~(+) (+)
麻疹(はしか) EIA法(IgG) 2.0 未満 2.0以上16.0未満 16.0以上
PA法 1:16 未満 1:16、1:32、1:64、1:128 1:256 以上
NT法 1:4 未満 1:4 1:8以上
風疹(三日はしか) HI法 1:8 未満 1:8、1:16 1:32 以上
EIA法(IgG)(A) 2.0 未満 2.0 以上 8.0 未満 8.0 以上
EIA法(IgG)(B) ΔA0.100 未満
※:陰性
30IU/mL 未満 30IU/mL 以上
ELFA法(C) 10IU/mL 未満 10 以上 45IU/mL 未満 45IU/mL 以上
LTI法(D) 6IU/mL 未満 6 以上 30IU/mL 未満 30IU/mL 以上
CLEIA法(E) 10IU/mL 未満 10 以上 45IU/mL 未満 45IU/mL 以上
CLEIA法(F) 抗体価 4 未満 抗体価 4 以上 14 未満 抗体価 14 以上
FIA法(G) 抗体価1.0AI 未満 抗体価 1.0 以上 3.0AI 未満 抗体価 3.0AI 以上
FIA法(H) 10IU/mL 未満 10 以上 30IU/mL 未満 30IU/mL 以上
CLIA法(I) 10IU/mL 未満 10 以上 25IU/mL 未満 25IU/mL 以上
LTI法(J) 6IU/mL 未満 6 以上 35IU/mL 未満 35IU/mL 以上
水痘(水ぼうそう) EIA法(IgG) 2.0 未満 2.0 以上 4.0 未満 4.0以上
IAHA法 1:2 未満 1:2 1:4 以上
NT法 1:2 未満 1:2 1:4 以上
流行性耳下腺炎 (おたふくかぜ) EIA法(IgG) 2.0 未満 2.0 以上 4.0 未満 4.0以上

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(参考文献)一般社団法人 日本環境感染学会・医療関係者のためのワクチンガイドライン第3版

予防接種・ワクチン

予防接種・ワクチンの種類 費用(税込)
MRワクチン(麻疹・風疹) 9,440円
おたふくかぜワクチン 7,780円
水痘ワクチン 9,450円
帯状疱疹ワクチン(シングリックス) 22,000円/回
高齢者肺炎球菌ワクチン 8,230円
B型肺炎ワクチン(3回接種) 7,200円/回
子宮頸がん9価ワクチン(シルガード9) 28,000円/回

帯状疱疹ワクチン(シングリックス)

帯状疱疹ワクチン(シングリックス)シングリックスは、50歳以上の方が対象となる帯状疱疹を予防する為のワクチンです。
2回の接種で帯状疱疹に対する予防効果が期待できます。

シングリックスの接種方法について

シングリックスは、2回接種となります。なお、2回目の接種は、1回目より2ヶ月以上あける必要がございます。

シングリックスの接種方法※例:1回目の接種が10月10日の場合、12月9日から2回目の接種が可能

 

麻疹

麻疹は、感染力の強いウイルス性の感染症です。主に、飛沫感染によって人から人へ感染します。感染力が強く、例えばクラス内で1人感染したことによって、学級閉鎖を起こすほどのウイルスです。

風疹

風疹ウイルスに感染して発症します。感染後、2~3週間の潜伏期を経て、発熱・リンパの腫れ・発疹の3つの典型的な症状が現れます。風邪に似たような症状や微熱が出ます。それから数日経って、発疹とともに高熱が出ます。発疹は身体の広範囲に小さいブツブツとなって出ます。数日できれいに治ります。
感染力が強く、感染した人から咳やくしゃみで飛び散った風疹ウイルスによって感染します。大人が発症した場合は、長期化・重症化することがあります。また、妊娠初期に風疹ウイルスに感染すると、胎児に影響を及ぼす恐れがあるので注意が必要です。

おたふくかぜ

おたふくかぜは、流行性耳下腺炎のことを指します。ムンプスウイルスに感染することで発症します。感染後、2~3週間の潜伏期間を経て、耳下腺の腫れ・圧痛・嚥下痛・発熱などで発症します。
いずれも軽症ですが、合併症として髄膜炎・髄膜脳炎・睾丸炎・難聴・膵炎などの合併症を引き起こす場合があります。片側・両側の耳下腺が大きく腫れることから「おたふくかぜ」と呼ばれています。

水痘

水痘は、一般的に「みずぼうそう」と呼ばれる感染症です。水痘帯状疱疹ウイルスに感染することで発症します。主に、発熱・発疹の症状が現れます。発疹は、水疱・膿疱・瘡蓋となって7~10日ほどで治ります。発症するおよそ90%が9歳以下のお子さんです。
2014年10月1日よりワクチン定期接種が開始し、患者数は減少してきています。大人が感染することは稀ですが、かかってしまうと子どもよりも重症化する恐れとされています。

高齢者肺炎球菌

肺炎球菌は、気道の分泌物にある細菌で、唾液など飛沫感染によって気管支炎や肺炎・敗血症など、重篤な合併症を引き起こします。
一般的に細菌による肺炎のうち、およそ1/4~1/3が肺炎球菌によるものとされています。高齢になると、ちょっとしたことがきっかけで肺炎を発症しやすく、決して軽視できない疾患とされています。

B型肝炎

B型肝炎ウイルス(HBV)に感染して肝臓が炎症を起こしている状態をB型肝炎と言います。肝炎が長期にわたって続くと、慢性肝炎から肝硬変・肝がんへと進行してしまう恐れがあります。
主に、B型肝炎ウイルス(HBV)が含まれる血液や体液が体内に侵入することで感染します。輸血による感染や、B型肝炎の母親から生まれる子どもへの感染などが挙げられます。
また、大人の感染としては、感染者との性交渉の際に起こります。この場合、自分自身が感染していることに気付かずに、感染を広げているケースが多くあります。

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