老人環

黒目の端が白くなるのが老人環

老人環は黒目の端が白くなる加齢現象です。通常40歳以上で見られることが多く、若年発症の場合は脂質代謝異常症の可能性があります。

老人環になる原因は?

老人環は、目の角膜(くろめ)の周辺に見られる灰白色から青白色の円状の沈着物です。コレステロールや脂肪の粒子が角膜内に沈着することで形成されます。老人環自体は視力に影響を与えるものではなく、痛みや不快感も伴いませんが、その存在は体内のコレステロール代謝に問題がある可能性を示唆していることがあります。

老人環が示唆する病気は?

老人環自体は無害であり、多くの場合、単に加齢に伴う現象として現れます。しかし、特に若年層で見られる場合には、いくつかの健康上の懸念が関連することがあります。

脂質異常症(高脂血症・コレステロールが高い)

若年で老人環が発見された場合、脂質異常症の可能性があります。若年で発症の場合は、家族性高コレステロール血症である可能性があります。

心血管疾患

脂質異常症がある場合、心臓病や動脈硬化のリスクが高まる可能性があります。定期的な心血管系のチェックが重要になります。

老人環自体は治療を必要としませんが、特に若い年齢での発見は脂質異常症が関連する場合もありますので、ご相談ください。

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