朝の目やにをなくす方法

2025.07.20

「朝の目やにをなくしたい」というお悩みについて、
原因と対策を眼科的な視点でわかりやすく解説します。

そもそも「目やに」ってなに?

目やには、涙や目の老廃物、ホコリ、細菌の死骸などが混ざったものです。
睡眠中はまばたきがなくなるため、目やにが自然と目頭にたまりやすくなります。

朝の目やにが多い原因と対策

主な原因

症状の特徴

対策・治療

軽い生理的目やに(正常範囲)

少量、白っぽい、乾燥してポロっと取れる

洗顔・目元清拭でOK/清潔を保つ

ドライアイ

目やにが粘り気あり、目が乾いてショボショボ 

人工涙液で潤いを保つ/画面の見すぎを避ける 

結膜炎(アレルギー性・細菌性)

黄色〜緑色のネバネバ目やに、かゆみ、充血

抗アレルギー点眼・抗菌薬点眼が必要

マイボーム腺機能不全(MGD)

まぶたの縁がべたつく、泡状の目やに

アイシャンプーやまぶたの温罨法で改善

睡眠不足・コンタクトの汚れ

一時的に増えることも

睡眠改善/レンズケアの見直し

朝の目やにを減らす5つの習慣

    1. 寝る前に目元を清潔にする
       → アイメイクの残りや皮脂を落とすことで目やに予防に。
    2. まぶたを温めてから洗う(ホットアイマスクや蒸しタオル)
       → マイボーム腺のつまりが改善され、油分のバランスが整います。
    3. 人工涙液を寝る前に点眼
       → 目の乾燥を防ぎ、朝の目やにを減らす効果があります。
    4. 寝室の加湿・清潔を保つ
       → 花粉・ホコリ・ダニなどの刺激物が少ない環境に。
    5. 朝の洗顔で優しく目やにを除去
       → こすらず、ぬるま湯でやさしく拭き取ってください。

      受診した方がよい目やにの特徴

        • 片目だけ大量に出る
        • 黄色・緑色のネバネバ目やに
        • まぶたがくっついて開かない
        • 強いかゆみや痛みを伴う

      これらは感染性結膜炎や角膜炎の可能性があるため、眼科での診察が必要です。

      まとめ

      目やにの原因 | 多くは生活習慣や軽い乾燥など。重症なら病気のサイン
      毎朝の対策 | 目元の清潔、まぶたケア、乾燥対策がポイント
      医療的対応 | 結膜炎・マイボーム腺炎などは点眼治療が有効