眼圧(がんあつ)とは?

2025.08.17

眼圧とは?

眼圧とは、目の中の圧力(内圧)のことです。

目の形を保ち、視神経や網膜を守るために一定の圧力が必要ですが、高すぎると目の神経に負担がかかり、緑内障の原因になります。

眼圧の正常値

  • 健康な人の眼圧はおおむね 10~21 mmHg(ミリメートル水銀柱) の範囲です。

  • 21以上だと「眼圧が高い」と判断されることがあります。

なぜ眼圧を測るの?

    • 眼圧が高いと、緑内障のリスクが高まります。
    • 緑内障は初期症状が少なく、進行すると視野が狭くなり、最悪の場合失明する恐れがあります。
    • 早期発見・治療のために、定期的な眼圧測定が重要です。

眼圧の測定方法

方法

特徴

非接触型眼圧計(空気を当てるタイプ) 

痛みなし、短時間で測定可能。一般的に多く使われる。 

ゴールドマン眼圧計

眼に直接触れて測るが非常に正確。点眼麻酔が必要。

トノメーター(様々なタイプあり)

測定方法により使い分けられる。

眼圧が高くなる原因

  • 目の中の液体(房水)が排出されにくくなる。
  • 緑内障(特に開放隅角緑内障)
  • 眼内炎症や外傷
  • ステロイド点眼や内服の副作用
  • 一時的な緊張や体調変化によることもある

眼圧が高い場合の対応

    • 点眼薬による治療(房水の排出を助ける薬など)
    • 重症時にはレーザー治療や手術が検討される場合もあります。
    • 定期的な検査で経過観察が大切です。

7. まとめ

ポイント

内容

眼圧は目の中の圧力

目の健康に重要な指標

正常範囲は10~21 mmHg 

範囲外は緑内障リスク増加

定期的な測定が大切

早期発見・治療につながる

異常があれば眼科受診を

目の負担を減らす治療が可能