若年性緑内障(じゃくねんせいりょくないしょう)は、若い年齢で発症する緑内障のことを指します。ここでは、患者さんや一般の方にもわかりやすいように、以下のように整理して解説します。
目次
若年性緑内障とは?
- 発症年齢:一般に40歳未満で発症する緑内障を「若年性緑内障」と呼びます。
- 緑内障の一種で、視神経が徐々にダメージを受け、視野(見える範囲)が狭くなっていく病気です。
- 放っておくと失明する可能性があります。
特徴
特徴 |
説明 |
年齢 |
通常の緑内障よりも若い年齢で発症(10代〜30代) |
原因 |
遺伝的要素が強いことが多い |
眼圧 |
高めであることが多い(ただし正常眼圧の場合もある) |
自覚症状 |
ほとんどない(視野がかなり狭くなってから気づくことが多い) |
原因やリスク因子
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- 遺伝的な要因:家族に緑内障の人がいる場合、リスクが高まります。
- 眼圧が高い:高眼圧が続くと視神経が圧迫されます。
- ぶどう膜炎や外傷などの他の目の病気が背景にあることも。
診断方法
以下のような検査を組み合わせて診断します。
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- 眼圧測定
- 視野検査:見える範囲を調べる
- OCT検査(光干渉断層計):視神経のダメージを詳細に観察
- 眼底検査:視神経乳頭の異常を確認
治療法
目標は「視神経のダメージ進行を止める」ことです。
① 点眼薬(まずはこれ)
- 眼圧を下げる薬を毎日使います。
- 複数の薬を併用することもあります。
② レーザー治療
③ 手術
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- 薬やレーザーで効果が不十分な場合
- 緑内障手術(線維柱帯切除術、チューブシャント手術など)
治療のポイント
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- 一度失った視野は元に戻らないため、早期発見・早期治療が非常に重要。
- 若年性のため、一生にわたって治療と管理が必要です。
- 毎日の点眼を忘れず、定期的に眼科で検査を受けることが大切です。
当院での対応(例:クリニックHP用)
当院では、若年性緑内障に対して以下の対応を行っています。
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- 最新のOCTや視野検査機器による早期発
- 患者さんに合わせた治療法の選択
- 継続的な治療サポート(点眼継続のフォローなど)
- 必要に応じて手術施設への紹介
まとめ
項目 |
内容 |
発症年齢 |
主に10代~30代 |
症状 |
初期は自覚症状がほぼない |
検査 |
眼圧・視野・OCTなど |
治療 |
点眼薬 → レーザー → 手術の順で検討 |
注意点 |
継続的な治療・定期検査が不可欠 |
必要であれば、患者さん向けリーフレット風のレイアウトやブログ形式にもできます。ご希望があればお知らせください。
更に詳細な情報をお知りになりたい方は20代からでも発病する「若年性緑内障」とは?をご覧ください。