若年性緑内障とは?

2025.08.24

若年性緑内障(じゃくねんせいりょくないしょう)は、若い年齢で発症する緑内障のことを指します。ここでは、患者さんや一般の方にもわかりやすいように、以下のように整理して解説します。

若年性緑内障とは?

  • 発症年齢:一般に40歳未満で発症する緑内障を「若年性緑内障」と呼びます。

  • 緑内障の一種で、視神経が徐々にダメージを受け、視野(見える範囲)が狭くなっていく病気です。

  • 放っておくと失明する可能性があります。

特徴

特徴

説明

年齢

通常の緑内障よりも若い年齢で発症(10代〜30代)

原因

遺伝的要素が強いことが多い

眼圧

高めであることが多い(ただし正常眼圧の場合もある)

自覚症状 

ほとんどない(視野がかなり狭くなってから気づくことが多い) 

原因やリスク因子

    • 遺伝的な要因:家族に緑内障の人がいる場合、リスクが高まります。
    • 眼圧が高い:高眼圧が続くと視神経が圧迫されます。
    • ぶどう膜炎や外傷などの他の目の病気が背景にあることも。

診断方法

以下のような検査を組み合わせて診断します。

    • 眼圧測定
    • 視野検査:見える範囲を調べる
    • OCT検査(光干渉断層計):視神経のダメージを詳細に観察
    • 眼底検査:視神経乳頭の異常を確認

治療法

目標は「視神経のダメージ進行を止める」ことです。

① 点眼薬(まずはこれ)

  • 眼圧を下げる薬を毎日使います。
  • 複数の薬を併用することもあります。

② レーザー治療

③ 手術

    • 薬やレーザーで効果が不十分な場合
    • 緑内障手術(線維柱帯切除術、チューブシャント手術など)

治療のポイント

    • 一度失った視野は元に戻らないため、早期発見・早期治療が非常に重要。
    • 若年性のため、一生にわたって治療と管理が必要です。
    • 毎日の点眼を忘れず、定期的に眼科で検査を受けることが大切です。

当院での対応(例:クリニックHP用)

当院では、若年性緑内障に対して以下の対応を行っています。

    • 最新のOCTや視野検査機器による早期発
    • 患者さんに合わせた治療法の選択
    • 継続的な治療サポート(点眼継続のフォローなど)
    • 必要に応じて手術施設への紹介

まとめ

項目

内容

発症年齢 

主に10代~30代

症状

初期は自覚症状がほぼない

検査

眼圧・視野・OCTなど

治療

点眼薬 → レーザー → 手術の順で検討 

注意点

継続的な治療・定期検査が不可欠

必要であれば、患者さん向けリーフレット風のレイアウトやブログ形式にもできます。ご希望があればお知らせください。

更に詳細な情報をお知りになりたい方は20代からでも発病する「若年性緑内障」とは?をご覧ください。