60代で注意すべき目の病気は?

2026.01.06

60代は、これまで以上に目の健康に大きな変化が現れやすい時期です。

「ただの老眼だろう」と放置していると、失明のリスクがある病気が隠れていることもあります。

特に注意すべき「3大眼疾患」と、日常生活でのチェックポイントをまとめました。

60代で特に注意すべき「3大眼疾患」

この3つは、60代での発症率や進行リスクが特に高い病気です。

1. 白内障(はくないしょう)

60代の約70〜80%の方に見られる、非常に身近な病気です。

水晶体が白く濁り、視界全体に影響が出ます。

  • 主な症状: 目がかすむ、光がまぶしい(対向車のライトなど)、物が二重・三重に見える、視力が低下する。
  • 注意点: 誰にでも起こる老化現象ですが、進行すると日常生活に支障が出ます。手術で視力を取り戻せるケースがほとんどです。

2. 緑内障(りょくないしょう)

中途失明原因の第1位です。

視神経が障害され、視野が少しずつ欠けていきます。

  • 主な症状: 視野の一部が見えない(初期は自覚症状がほぼない)、つまずきやすくなる。
  • 注意点: 片方の目が見えていれば脳が映像を補完してしまうため、かなり進行するまで気づかないことが最大の特徴です。「気づいた時には末期」ということも多いため、定期検診が必須です。

3. 加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)

網膜の中心部(黄斑)に障害が起き、「見たい中心部分」が見えにくくなる病気です。

欧米では失明原因の上位ですが、日本でも食生活の変化により急増しています。

  • 主な症状: 線が歪んで見える(ゆがみ)、視野の中心が暗くなる、視力が急激に低下する。
  • 注意点: 片目ずつチェックしないと気づきにくい病気です。

そのほか注意すべき症状・病気

網膜静脈閉塞症(もうまくじょうみゃくへいそくしょう)

高血圧や動脈硬化が原因で、網膜の血管が詰まり出血する病気です。

ある日突然、視野が欠けたり視力が低下したりします。

飛蚊症(ひぶんしょう)の急な変化

黒い点や虫のようなものが飛んで見える症状です。急に数が増えた場合、網膜剥離(もうまくはくり)の前兆である可能性があります。

すぐに眼科へ行く必要があります。

 

ドライアイ

加齢により涙の量や質が低下します。単なる乾燥だけでなく、角膜が傷つきやすくなり、視力低下の原因にもなります。

今すぐできる「セルフチェック」の習慣

多くの目の病気は、「両目で見ていると気づかない」という特徴があります。以下の習慣を取り入れてみてください。

  1. カレンダーの格子を見る(アムスラーチャートの代用)
  2. 片目ずつ隠して、カレンダーや方眼紙の格子模様を見ます。
  3. 線がゆがんでいないか? 中心が暗くないか? を確認します(加齢黄斑変性のチェック)。
  4. 片目ずつ遠くを見る
  5. 時々片目をつぶって、左右の見え方に差がないか確認します(白内障や緑内障のチェック)。

次のステップ
もし「最近まぶしさを強く感じる」「なんとなく見えにくい」といった違和感があれば、まずは眼科で眼底検査(がんていけんさ)を含む検診を受けることを強くお勧めします。

自覚症状が出にくい病気ほど、日常的なチェックが重要です。

緑内障は、気づかないうちに視野が狭くなっていく病気として知られています。



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また、白内障も進行すると生活の質に大きく影響しますが、初期のうちは「年齢のせい」と見過ごされがちです。

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