スマホを何時間見たら目が悪くなる?

2026.01.08

「何時間見たら目が悪くなるか」について、明確な「ここを超えたらアウト」という数字は個人差がありますが、医学的なガイドラインや統計に基づくと、「2時間」「連続1時間」が大きな境界線です。

大人と子供でリスクが異なるため、それぞれ解説します。

1. 視力が低下しやすい時間の目安

対象

危険信号の目安

リスクの内容

子供(中学生以下)

1日合計 2時間以上 

眼球が変形し、一生治らない近視(軸性近視)になるリスクが急増します。(文部科学省の調査でも2時間を超えると視力低下率が跳ね上がります)

大人

1日合計 4時間以上 

「スマホ老眼」や重度の眼精疲労のリスクが高まります。

全年齢

連続 1時間

休憩なしで1時間見続けると、ピント調節機能が一時的に麻痺し始めます。

2. なぜスマホで目が悪くなるのか?

単に「光を見ているから」ではなく、以下の2つが主な原因です。

ピントフリーズ(スマホ老眼)

スマホは距離が近いため(通常20〜30cm)、目のピントを合わせる筋肉(毛様体筋)が緊張状態で固まってしまいます。

これが続くと、遠くを見た時に筋肉が戻らなくなり、一時的に視力が下がります。

まばたきの激減

集中するとまばたきの回数が普段の3分の1(1分間に20回→6回程度)に減ります。

これがドライアイを引き起こし、目の表面を傷つけ、視力低下や霞み目の原因になります。

3. 目を守るための「3つのルール」

時間を減らすのが一番ですが、仕事などで難しい場合は以下を意識してください。

20-20-20の法則(世界的推奨)

「20分」スマホを見たら、「20秒」間、「20フィート(約6メートル)」先を見る。

窓の外や部屋の対角線上の壁など、遠くをぼんやり見るだけで筋肉の緊張が解けます。

30cmルール

目からスマホを30cm以上離してください。

肘を直角(90度)より少し開くくらいが目安です。近ければ近いほど、目への負担は倍増します。

意識的な「パチパチ」

スマホを見ている間は無意識に目が開いたままになります。「あ、今見ているな」と思ったら、意識的に強くまばたきをしてください。

 

1日2時間以上スマホを使っている方は、下記動画も参考になります。スマホと視力・脳の発達の関係を、まつおか医師がわかりやすく解説しています。