「何時間見たら目が悪くなるか」について、明確な「ここを超えたらアウト」という数字は個人差がありますが、医学的なガイドラインや統計に基づくと、「2時間」と「連続1時間」が大きな境界線です。
大人と子供でリスクが異なるため、それぞれ解説します。
目次
1. 視力が低下しやすい時間の目安
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対象 |
危険信号の目安 |
リスクの内容 |
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子供(中学生以下) |
1日合計 2時間以上 |
眼球が変形し、一生治らない近視(軸性近視)になるリスクが急増します。(文部科学省の調査でも2時間を超えると視力低下率が跳ね上がります) |
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大人 |
1日合計 4時間以上 |
「スマホ老眼」や重度の眼精疲労のリスクが高まります。 |
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全年齢 |
連続 1時間 |
休憩なしで1時間見続けると、ピント調節機能が一時的に麻痺し始めます。 |
2. なぜスマホで目が悪くなるのか?
単に「光を見ているから」ではなく、以下の2つが主な原因です。
ピントフリーズ(スマホ老眼)
スマホは距離が近いため(通常20〜30cm)、目のピントを合わせる筋肉(毛様体筋)が緊張状態で固まってしまいます。
これが続くと、遠くを見た時に筋肉が戻らなくなり、一時的に視力が下がります。
まばたきの激減
集中するとまばたきの回数が普段の3分の1(1分間に20回→6回程度)に減ります。
これがドライアイを引き起こし、目の表面を傷つけ、視力低下や霞み目の原因になります。
3. 目を守るための「3つのルール」
時間を減らすのが一番ですが、仕事などで難しい場合は以下を意識してください。
20-20-20の法則(世界的推奨)
「20分」スマホを見たら、「20秒」間、「20フィート(約6メートル)」先を見る。
窓の外や部屋の対角線上の壁など、遠くをぼんやり見るだけで筋肉の緊張が解けます。
30cmルール
目からスマホを30cm以上離してください。
肘を直角(90度)より少し開くくらいが目安です。近ければ近いほど、目への負担は倍増します。
意識的な「パチパチ」
スマホを見ている間は無意識に目が開いたままになります。「あ、今見ているな」と思ったら、意識的に強くまばたきをしてください。
1日2時間以上スマホを使っている方は、下記動画も参考になります。スマホと視力・脳の発達の関係を、まつおか医師がわかりやすく解説しています。



























