スマホの長時間使用は、眼圧を上昇させるリスクがあります。
主な原因は、ブルーライトそのものというよりも、「うつむく姿勢」や「目の酷使」による物理的な要因が大きいことが研究で分かっています。
なぜ眼圧が上がるのか、どう対策すればよいのかをまとめました。
目次
1. なぜスマホで眼圧が上がるのか?
うつむき姿勢(重力の影響)
スマホを見る際、多くの人は首を曲げて下を向きます。
このうつむき姿勢や、うつ伏せで寝ながらスマホを見ると、眼球内の血流や房水(目の水)の流れが変化し、物理的に眼圧が上がりやすくなります。
近距離での凝視(毛様体筋の緊張)
近い距離で画面を見続けると、ピントを調節する筋肉(毛様体筋)が緊張し続けます。
また、眼球が内側に寄る動き(輻輳:ふくそう)が起き、これらが目の水の出口(隅角)を狭くして眼圧を高める可能性があります。
暗い場所での使用(瞳孔が開く)
寝る前などに部屋を暗くしてスマホを見ると、光を取り込むために瞳孔(黒目)が大きく開きます。
すると、目の水の出口付近が狭くなり、人によっては眼圧が急上昇するリスクがあります(特に「閉塞隅角」の傾向がある方は注意が必要です)。
2. どれくらいで上がる?
健康な人でも、25分程度の連続使用で眼圧上昇が見られたという報告や、緑内障の患者の方ではさらに短い時間(5分程度)でも影響が出やすいという研究報告があります。
3. 眼圧を上げないための対策
もし日常的にスマホをよく使う場合は、以下の4点を意識してみてください。
顔を上げて見る(姿勢改善)
スマホを低い位置で持たず、目の高さまで持ち上げて見るようにします。首を曲げず、背筋を伸ばすだけで眼圧への負担は減ります。
30cm以上離す
顔に近づけすぎないように意識します。
こまめに視線を外す
20分に1回は、20秒間、遠く(20フィート=約6メートル先)を見る、という「20-20-20の法則」が推奨されています。
暗いところで使わない
就寝前の「寝スマホ」は、姿勢と暗さのダブルパンチになるため、最も避けるべき習慣です。
特に緑内障の気がある方や、強度近視の方は眼圧の影響を受けやすいため、「休憩」と「姿勢」を特に意識されることをお勧めします。
スマホによるリスクについて、より詳しく知りたい方は下記動画でリスクと対策を医師が解説しています。



























