眼圧(眼球の中の圧力)を下げるためには、適度な「有酸素運動」が効果的であると一般的に言われています。
一方で、かえって眼圧を上げてしまう運動もあるため、注意が必要です。
医学的な観点から、推奨される運動と避けるべき動作を整理しました。
※重要: これらは一般的なアドバイスです。すでに緑内障の診断を受けている場合や治療中の場合は、必ず主治医(眼科医)の指示に従ってください。
目次
1. 眼圧を下げるのに効果的な運動
全身の血流を良くすることで、眼の中の房水(ぼうすい)の排出が促され、眼圧が下がる効果が期待できます。
ウォーキング(散歩)
最も推奨される運動です。1日20〜30分程度、無理のない範囲で続けることが大切です。
ジョギング(軽いランニング)
息が切れない程度のペースで走るのが良いとされています。
サイクリング・水泳
有酸素運動として効果的です。
ただし、水泳の場合はゴーグルの締め付けがきついと眼圧を上げる原因になるため、少し緩めにするか、眼の周りを圧迫しないタイプを選ぶ必要があります。
2. 眼圧を上げる可能性がある(注意が必要な)運動
「いきむ」動作や「頭が下になる」姿勢は、眼圧を急激に上昇させるリスクがあります。
激しい筋力トレーニング(ウェイトリフティングなど)
重いものを持ち上げる際、呼吸を止めて強く「いきむ」と、眼圧が上がります。
頭が下になる姿勢(ヨガやストレッチ)
「逆立ち」「下を向く犬のポーズ(ダウンドッグ)」など、頭が心臓より低い位置になるポーズは、頭部に血液がうっ滞し、眼圧が上がりやすくなります。
管楽器の演奏
トランペットやサックスなど、強い息圧を必要とする楽器の演奏も眼圧を上げることがあります。
3. 運動時のポイント
運動をする際は、以下の点を意識してください。
呼吸を止めない
力を入れる時も、意識して呼吸を続ける(吐きながら動く)ことで、眼圧の上昇を抑えやすくなります。
水分補給は「こまめに・少しずつ」
一度に大量の水(例:500ml以上を一気飲み)を飲むと、急激に眼圧が上がることがあります。コップ1杯程度を回数を分けて飲んでください。
適度な運動は眼だけでなく、全身の健康にも良い影響を与えます。
まずは「息が弾む程度のウォーキング」から始めてみてはいかがでしょうか?
眼圧そのものの意味や正常値については、眼圧(がんあつ)とは?の記事で詳しく解説しています。



























