強度近視(きょうどきんし)とは?

2026.02.04

強度近視(きょうどきんし)は、ざっくり言うと「近視がかなり強くて、目の奥(網膜など)のトラブルが起きやすい状態」です。
一般的には -6.00D以下(度数でマイナスが大きい)や、眼軸長(目の長さ)が長いタイプを含めて「強度近視」と呼ぶことが多いです。

何が問題になりやすい?

強度近視は「見えにくい」だけじゃなく、目の構造が引き伸ばされていることで合併症リスクが上がります。

    • 網膜剥離(飛蚊症・光が走る・急な視野欠け)
    • 近視性黄斑症 / 近視性脈絡膜新生血管(mCNV)(ゆがみ・中心が見えにくい)
    • 緑内障(視野がじわじわ欠ける)
    • 白内障(早めに進みやすいことがある)
    • 周辺網膜変性(格子状変性など)網膜裂孔の土台になり得る)

受診を急いだほうがいい症状(危険サイン)

次のどれかがあるなら、様子見せず眼科へが安全です。

  • 飛蚊症急に増えた
  • 光がピカピカする(光視症
  • 視野の端がカーテンみたいに欠ける
  • 物がゆがむ、中心が暗い/見えにくい
  • 片目だけ急に視力低下

普段のフォロー(目安)

強度近視の人は「症状がなくても定期チェック」が大事です。

  • 散瞳眼底検査(必要に応じて)
  • OCT(黄斑・視神経)
  • 眼圧・視野検査(緑内障チェック)
  • できれば「眼軸長」や「眼底写真」で経過比較
  • 目安としては 年1回(リスクや所見があれば 3〜6か月)が多いです。

当院の検査体制については、CIRRUS – 高速・高精度OCTによる詳細な眼の検査で詳しくご紹介しています。

日常でできること(リスクを下げる方向)

  • 目を強くこすらない(網膜トラブル時に悪化要因になり得ます)
  • コンタクトは酸素透過性・装用時間・感染対策を守る
  • スポーツは基本OKですが、網膜裂孔/剥離リスクが高い人は主治医と相談(特に強い衝撃がある競技)
  • 「見え方の変化」に敏感になる(早期発見がいちばん効く)

強度近視の方は、網膜が引き伸ばされることで網膜剥離のリスクが高くなります。症状やセルフチェック方法は下記動画【実は50代に多い!網膜剥離】その飛蚊症・光視症、もしかしたら網膜剥離かも!?で解説しています。