房水(ぼうすい)は、目の中(主に角膜と虹彩の間=前房)を満たしている、透明な“さらさらの液体”です。
血液みたいに赤くなくて、ほぼ水に近い成分ですが、目にとって超重要な役割があります。
房水の役割
- 角膜と水晶体に栄養を届ける
角膜や水晶体は血管が少ない(ほぼ無い)ので、房水が“栄養ドリンク”みたいに栄養や酸素を運びます。 - 老廃物を回収する
使い終わったゴミ(代謝産物)を運び出します。 - 眼圧(目の硬さ)を保つ
目の形を適度に保つ“内側からの支え”になります。
どこで作られて、どこへ流れる?
- 作る場所:毛様体(もうようたい)
- 流れ道:後房 → 瞳孔 → 前房 → 隅角(ぐうかく)
- 主な出口:線維柱帯(せんいちゅうたい)〜シュレム管(かん)へ流れて、静脈側に吸収されます(これがメインルート)。
重要ポイント(緑内障との関係)
房水が作られる量と出ていく量のバランスが崩れて、出口が詰まり気味になると、眼圧が上がりやすくなります。
これが緑内障の大事な仕組みの一つです(※緑内障=必ず眼圧が高い、とは限りませんが、眼圧は大きな要素です)。
房水の異常が関わる病気については、緑内障をご覧ください。
緑内障の進行を抑えるために日常生活で気をつけたい習慣について、下記動画【8,000件以上の手術実績】緑内障を予防する習慣を江坂まつおか眼科の松岡院長に聞いてみた!で分かりやすく解説しています。
よく聞く関連ワード
- 房水フレア:炎症などで房水が濁って“光が散る”状態(ぶどう膜炎などで見られます)
- 房水細胞:炎症で細胞が房水内に出てくる所見
- 房水漏出:手術後などで房水が外へ漏れる状態(低眼圧の原因になることがあります)



























