眼内炎(がんないえん)は、眼球の中(硝子体や前房など)に起こる強い炎症で、特に細菌・真菌の感染が原因のものは「眼科の救急(緊急事態)」です。
放置すると短期間で視力が大きく落ちることがあります。
目次
まず結論:こういう時は“今すぐ”受診
次の症状が1つでもあれば、今日中(できれば今すぐ)眼科へ(夜間でも救急へ)
- 急に強い目の痛み
- 急激な視力低下(かすむ、見えにくい)
- 目の充血が強い
- まぶしさ(羞明)、涙が止まらない
- 飛蚊症が急に増える/黒いモヤが広がる
- 白内障手術・硝子体手術・注射(硝子体注射)後に悪化してきた
- 角膜潰瘍や外傷(刺さった、金属片など)のあと
眼内炎の種類(ざっくり)
術後眼内炎
白内障手術、硝子体手術、硝子体注射後などに起こることがあります。
多くは術後数日以内〜1週間程度が多いですが例外もあります。
外傷性眼内炎
異物が刺さる、貫通外傷、金属片など。時間との勝負。
内因性眼内炎(全身から菌が血流で目に来る)
糖尿病、免疫低下、カテーテル感染、歯科・消化器・泌尿器感染などが背景にあることも。
感染ではない眼内炎(強い炎症)
ぶどう膜炎など。感染性と見分けが難しい時があり、自己判断は危険です。
眼科で何をする?
状況により組み合わせます。
- 視力・眼圧・細隙灯・眼底検査
- OCT、超音波(B-scan)(眼底が見えないとき)
- 眼内の液を採取して培養(菌の同定)
- 硝子体内抗菌薬注射、点滴・内服抗菌薬
- 重症例は緊急の硝子体手術(硝子体切除)を検討
硝子体手術は多くの場合、日帰りで行われます。当院での硝子体手術の流れは日帰りでの硝子体手術で詳しく解説しています。
家でやってはいけないこと
- 市販目薬で様子見(遅れるのが一番危険)
- コンタクトの継続
- 目をこする
- 余っている抗菌点眼を自己判断で開始(診断がブレることがあります)



























