眼軸長(がんじくちょう)

2026.02.25

眼軸長(がんじくちょう)とは、目の前(角膜)から、目の奥(網膜)までの長さのことです。

いわば、“眼球の奥行き”です。

ざっくりとしたイメージは、以下の通りです。

  • 眼軸長が長い → ピントが手前に合いやすい → 近視になりやすい
  • 眼軸長が短い → ピントが後ろに行きやすい → 遠視になりやすい

なぜ大事?

眼科ではとても重要です。

1) 近視の評価

  • 子どもの近視進行チェックでよく使います。
  • 視力や度数だけでなく、眼軸長の伸びを見ると進行がわかりやすいです。

2) 白内障手術のレンズ度数計算

  • 眼内レンズ(IOL)の度数を決める時に必須
  • 数値が少しズレるだけで、術後の見え方に影響します。

そのため、眼軸長測定の精度は、術後の満足度を左右する重要な要素といえます。

こうした検査機器の重要性や、クリニック選びの考え方については、下記動画【白内障手術】自分にあうクリニックの見つけ方は?顕微鏡手術8,000件の実績をもつ先生が、失敗しないクリニックの見つけ方を伝授します!でも詳しく解説しています。

3) 強度近視のリスク評価

  • 眼軸長がかなり長いと、網膜や脈絡膜に負担がかかりやすくなります。
  • 網膜剥離、黄斑部の病気などのリスク評価にも関係します

どれくらいが普通?

個人差はありますが、目安として

  • 成人の平均:約 23〜24mm
  • 長め(近視寄り):25mm台〜
  • かなり長い(強度近視寄り):26mm以上(目安)

※ これはあくまで目安で、屈折(近視・遠視)は角膜や水晶体の状態でも変わります。

どうやって測る?

主に専用の機械で測ります。

光学式(IOLMaster, LENSTAR など)

  • 非接触
  • 正確で速い
  • 白内障が強いと測りにくいことがある

超音波式(A-mode)

  • 角膜に触れる/近づける方法
  • 光学式で測れない時に使うことがある

当院がどのような検査機器を用いて精密評価を行っているかは、当院の機材紹介にて詳しくご案内しております。

子どもの近視で特に大事なポイント

メガネ度数だけだと、調節(ピント合わせ)の影響を受けることがあります。

でも眼軸長は、目そのものの伸びを見られるので、

  • 本当に近視が進んでいるか
  • 治療(点眼・オルソ・多焦点CLなど)の効果が出ているか

を判断するのに役立ちます。

近視進行抑制を目的とした治療法であるオルソケラトロジーについて、詳しくは「みんなの近視をSTOP!江坂まつおか眼科」をご覧ください。

ひとことでまとめると

眼軸長 = 目の長さ。

近視の進行や白内障手術の精度にとても大切な数字です。