眼軸長(がんじくちょう)とは、目の前(角膜)から、目の奥(網膜)までの長さのことです。
いわば、“眼球の奥行き”です。
ざっくりとしたイメージは、以下の通りです。
- 眼軸長が長い → ピントが手前に合いやすい → 近視になりやすい
- 眼軸長が短い → ピントが後ろに行きやすい → 遠視になりやすい
目次
なぜ大事?
眼科ではとても重要です。
1) 近視の評価
- 子どもの近視進行チェックでよく使います。
- 視力や度数だけでなく、眼軸長の伸びを見ると進行がわかりやすいです。
2) 白内障手術のレンズ度数計算
- 眼内レンズ(IOL)の度数を決める時に必須
- 数値が少しズレるだけで、術後の見え方に影響します。
そのため、眼軸長測定の精度は、術後の満足度を左右する重要な要素といえます。
こうした検査機器の重要性や、クリニック選びの考え方については、下記動画【白内障手術】自分にあうクリニックの見つけ方は?顕微鏡手術8,000件の実績をもつ先生が、失敗しないクリニックの見つけ方を伝授します!でも詳しく解説しています。
3) 強度近視のリスク評価
- 眼軸長がかなり長いと、網膜や脈絡膜に負担がかかりやすくなります。
- 網膜剥離、黄斑部の病気などのリスク評価にも関係します
どれくらいが普通?
個人差はありますが、目安として
- 成人の平均:約 23〜24mm
- 長め(近視寄り):25mm台〜
- かなり長い(強度近視寄り):26mm以上(目安)
※ これはあくまで目安で、屈折(近視・遠視)は角膜や水晶体の状態でも変わります。
どうやって測る?
主に専用の機械で測ります。
光学式(IOLMaster, LENSTAR など)
- 非接触
- 正確で速い
- 白内障が強いと測りにくいことがある
超音波式(A-mode)
- 角膜に触れる/近づける方法
- 光学式で測れない時に使うことがある
当院がどのような検査機器を用いて精密評価を行っているかは、当院の機材紹介にて詳しくご案内しております。
子どもの近視で特に大事なポイント
メガネ度数だけだと、調節(ピント合わせ)の影響を受けることがあります。
でも眼軸長は、目そのものの伸びを見られるので、
- 本当に近視が進んでいるか
- 治療(点眼・オルソ・多焦点CLなど)の効果が出ているか
を判断するのに役立ちます。
近視進行抑制を目的とした治療法であるオルソケラトロジーについて、詳しくは「みんなの近視をSTOP!江坂まつおか眼科」をご覧ください。
ひとことでまとめると
眼軸長 = 目の長さ。
近視の進行や白内障手術の精度にとても大切な数字です。



























