遠視性デフォーカスとは?

2026.03.04

遠視性デフォーカスとは、ピントの合う面(焦点面)が網膜より後ろにある“ボケ”のことです。

つまり、像が網膜上でまだ合いきっておらず、「もっと後ろで合う状態」を指します。

近視進行との関係

近視進行との関係では、この遠視性デフォーカス(とくに周辺網膜での遠視性デフォーカス)が、眼軸が伸びる方向のシグナルになりうると考えられています。

実験研究では、周辺の遠視性デフォーカスで軸性近視が進み、逆に周辺の近視性デフォーカスでは軸性近視が抑えられることが示されています。

近視性デフォーカスの仕組みについては、近視性デフォーカスとは?でも詳しく解説しています。

そのため、近視進行抑制では

  • 周辺の遠視性デフォーカスを減らす
  • 周辺に近視性デフォーカスを作る

という発想で、オルソケラトロジー、多焦点コンタクト、近視抑制メガネなどが設計されています。

近視進行を抑える治療として、オルソケラトロジーや低濃度アトロピン(マイオピン)などを組み合わせた方法も行われています。

これらの治療については、下記動画「お子さんの近視の進行をストップ!オルソとマイオピンの二刀流で驚きの結果が!?」でも詳しく解説しています。

 

 

 

まとめ

ひとことで言うと、遠視性デフォーカス=“網膜の後ろにずれた、眼を伸ばしやすい側のボケ”です。