角膜混濁(かくまくこんだく)とは?

2026.03.05

角膜混濁(かくまくこんだく) とは、黒目の表面にある透明な膜(角膜)の透明性が落ちて白っぽく・灰色っぽく濁る状態です。

これは1つの病名というより、「角膜が濁っている」という所見を指す言葉です。

角膜の役割や角膜炎などの代表的な病気については、角膜(黒目)で詳しく解説しています。

主な原因

角膜混濁の主な原因は、

です。

角膜潰瘍(かくまくかいよう)は治ったあとに瘢痕を残しやすく、それが角膜混濁や視力低下の原因になります。

コンタクトレンズ関連の感染症であるアカントアメーバ角膜炎については、アカントアメーバ角膜炎で詳しく解説しています。

主な症状

角膜混濁の症状は、かすみ目・視力低下まぶしさ(羞明)痛み異物感充血涙目などです。

角膜の病気全般で、こうした症状が出やすいとされています。

診断

診断は主に細隙灯顕微鏡(さいげきとうけんびきょう)で行い、必要に応じてフルオレセイン染色で角膜表面の傷や上皮欠損を確認します。

治療

角膜混濁の治療は原因次第です。

感染なら抗菌薬・抗真菌薬・抗ウイルス薬、炎症なら適切な抗炎症治療、浮腫なら高張食塩水点眼などでむくみを減らすことがあります。

濁りが強く、視力低下や痛みが続く場合は、角膜移植が必要になることもあります。

 

すぐ眼科を受診した方がよいサイン

すぐ眼科を受診した方がよいサインは、急な視力低下・強い痛み・充血・白い点が見える・まぶしさが強い・コンタクト装用中です。

角膜潰瘍(かくまくかいよう)などでは、治療が遅れると角膜穿孔(かくまくせんこう)や重い合併症につながることがあります。