
眼瞼蜂窩織炎(がんけんほうかしきえん)とは、まぶたに細菌感染が起こり、赤く腫れる病気です。
外傷や虫刺され、皮膚からの感染などがきっかけで起こることがあります。
左側が眼瞼蜂窩織炎(Preseptal cellulitis)、右側が眼窩蜂窩織炎(Orbital cellulitis)
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左の図(眼瞼蜂窩織炎 がんけんほうかしきえん)
- 眼瞼蜂窩織炎は、まぶたの表面に細菌感染が起こる病気です。
- 炎症は眼窩中隔より前にとどまるため、比較的軽症であることが多いとされています。
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- 腫れや赤みはまぶたのみに限局
- 眼球運動障害や突出はなし
- 比較的軽症で、抗菌薬の内服などで治療可能
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右の図(眼窩蜂窩織炎 がんかほうかしきえん)
眼窩蜂窩織炎は、炎症が目の奥(眼窩)まで広がる重い感染症です。
副鼻腔炎などから感染が広がることもあり、早期治療が重要になります。
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- まぶたの腫れに加え、眼窩内まで炎症が進展
- 赤みの範囲が広く、より強い腫脹
- 眼球運動時の痛み・眼球突出・視力低下を伴うことがある
- 入院のうえ抗菌薬点滴、場合によっては手術的治療が必要
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患者さん向け(やさしい解説)
まぶたが赤く腫れる病気には、眼瞼蜂窩織炎と眼窩蜂窩織炎の2つがあります。
症状や重症度、治療方法が大きく異なるため、見分けることが重要です。
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項目 |
眼瞼蜂窩織炎(がんけんほうかしきえん) |
眼窩蜂窩織炎(がんかほうかしきえん) |
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炎症の場所 |
まぶたの表面に限られる |
眼の奥(眼窩)にまで広がる |
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主な症状 |
まぶたの腫れ、赤み、痛み |
腫れ・赤み+目の奥の痛み、眼球が飛び出す、視力低下 |
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重症度 |
軽めの感染症 |
命や視力に関わる危険な感染症 |
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原因 |
外傷、虫刺され、皮膚からの感染 |
副鼻腔炎(蓄膿症)から広がることが多い |
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治療 |
内服抗菌薬で治ることが多い |
入院・点滴抗菌薬、場合によっては手術が必要 |
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注意点 |
放置せず早めに受診 |
早期治療が遅れると失明や合併症のリスク |
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医療従事者向け(専門的比較)
医療的には、眼窩中隔(orbital septum)より前か後ろかで区別されます。
診断にはCTなどの画像検査が用いられることもあります。
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項目
眼瞼蜂窩織炎(Preseptal cellulitis)
眼窩蜂窩織炎(Orbital cellulitis)
解剖学的位置
眼窩中隔(orbital septum)の前方
眼窩中隔の後方(眼窩内容)
病因
外傷、皮膚感染、虫刺され
篩骨洞炎を中心とした副鼻腔炎の波及が最多
主な起炎菌
黄色ブドウ球菌、連鎖球菌
インフルエンザ菌、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、嫌気性菌
臨床症状
腫脹・発赤・圧痛、発熱(軽度)
腫脹・疼痛・発赤に加え、眼球突出、眼球運動障害、複視、視力低下
画像所見
CTで眼窩内進展なし
CT/MRIで眼窩脂肪・外眼筋・膿瘍形成
治療
外来で経口抗菌薬投与(セファレキシン、アモキシシリンなど)
入院・広域抗菌薬点滴(セフトリアキソン+メトロニダゾール/ピペラシリン・タゾバクタム+バンコマイシン等)、膿瘍例は耳鼻科・脳外科連携で排膿術
合併症
基本的に重篤化しにくい
視神経症、海綿静脈洞血栓症、髄膜炎、脳膿瘍



























