隅角切開術(ぐうかくせっかいじゅつ)とは?

2026.03.09

隅角切開術(ぐうかくせっかいじゅつ)とは、前房隅角を特殊なレンズで見ながら、線維柱帯(房水の出口の抵抗になる部分)を眼内側から切開して、房水の流れを良くし、眼圧を下げる手術です。

特に、原発先天緑内障(原発性乳児緑内障)で用いられる代表的な「隅角手術」のひとつです。

ポイント

  • 主な適応:先天緑内障・開放隅角緑内障
  • 条件:角膜が比較的きれいで、隅角を直接観察できること
  • 目的:房水流出抵抗を減らし、眼圧を下げて、角膜混濁や視神経障害の進行を防ぐこと

隅角切開術は、主に先天緑内障などで行われる緑内障手術の一つです。緑内障の症状や検査・治療については「視野が狭くなる緑内障」をご覧ください。

線維柱帯切開術との違い

一方で、角膜が混濁して隅角が見えにくい場合は、外側からシュレム管にアプローチする線維柱帯切開術(trabeculotomy)が選ばれやすいです。

つまり、ざっくり言うと

  • 隅角切開術=“内側から見ながら切る”
  • 線維柱帯切開術=“外側から入って切る”

という違いです。

合併症と術後フォロー

合併症としては、前房出血(hyphema)、前房が浅くなること、周辺前癒着などがあり、まれに虹彩や水晶体への障害なども報告されています。

また、1回の手術で十分に眼圧が下がらず、追加手術が必要になることもあります。

術後も再発チェック、屈折異常や弱視を含めた長期フォローが重要です。

緑内障は、早期発見と早期治療がとても重要な病気です。
緑内障のセルフチェック方法については、下記動画【緑内障セルフチェック】緑内障は早期発見&治療が鍵です!簡単チェックで目の変化に気づこう!でも解説しています。