散瞳(さんどう)とは?

2026.03.10

散瞳(さんどう)とは、瞳孔(黒目の真ん中)が大きく開いた状態のことです。

眼科では、目の奥(眼底)を詳しく調べるために、散瞳薬の点眼で意図的に瞳孔を広げることがよくあります。

緑内障の原因は?

散瞳するとどうなる?

散瞳は次のような場面で起こります。

  • 暗い所で自然に起こる
  • 散瞳薬(ミドリンPなど)で起こる
  • 目の病気や神経の異常で起こることもある

散瞳検査の目的

散瞳することで、目の奥(眼底)を広く観察しやすくなります。

特に次の部分を詳しく確認するために行われます。

  • 網膜
  • 視神経
  • 黄斑
  • 硝子体

散瞳後に起こりやすい症状

散瞳検査のあとには、次のような症状が出ることがあります。

  • まぶしい
  • 近くが見えにくい
  • ピントが合いにくい
  • 数時間ほど見え方が不安定

    これらの症状は、通常は数時間程度で自然に戻ることが多いです。

    注意点

    散瞳後は見え方が不安定になるため、車の運転は控えるのが安全です。

    また、閉塞隅角眼では、まれに散瞳がきっかけとなって眼圧上昇(急性緑内障発作)が起こることがあります。

    そのため、検査前には医師が目の状態を確認したうえで散瞳検査を行います。

    急性緑内障発作を含む緑内障については、「緑内障とは~視野が狭くなる病気~」で詳しく解説しています。