散瞳(さんどう)とは、瞳孔(黒目の真ん中)が大きく開いた状態のことです。
眼科では、目の奥(眼底)を詳しく調べるために、散瞳薬の点眼で意図的に瞳孔を広げることがよくあります。

散瞳するとどうなる?
散瞳は次のような場面で起こります。
- 暗い所で自然に起こる
- 散瞳薬(ミドリンPなど)で起こる
- 目の病気や神経の異常で起こることもある
散瞳検査の目的
散瞳することで、目の奥(眼底)を広く観察しやすくなります。
特に次の部分を詳しく確認するために行われます。
- 網膜
- 視神経
- 黄斑
- 硝子体
散瞳後に起こりやすい症状
散瞳検査のあとには、次のような症状が出ることがあります。
- まぶしい
- 近くが見えにくい
- ピントが合いにくい
- 数時間ほど見え方が不安定
これらの症状は、通常は数時間程度で自然に戻ることが多いです。
注意点
散瞳後は見え方が不安定になるため、車の運転は控えるのが安全です。
また、閉塞隅角眼では、まれに散瞳がきっかけとなって眼圧上昇(急性緑内障発作)が起こることがあります。
そのため、検査前には医師が目の状態を確認したうえで散瞳検査を行います。
急性緑内障発作を含む緑内障については、「緑内障とは~視野が狭くなる病気~」で詳しく解説しています。



























