白内障手術は現在、日帰りで安全に受けられる一般的な手術となっています。
しかし、実際の手術室の様子や当日の流れはイメージしにくく、不安を感じる方も少なくありません。
特に初めて手術を受ける方にとっては、
- 当日はどんな流れで進むのか
- 手術はどれくらいの時間なのか
- 本当に日帰りできるのか
といった点が気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、当院での受付から手術、術後のご確認、そしてご帰宅までの一連の流れを、実際の手術動画に基づき分かりやすく解説します。事前に流れを把握していただくことで、少しでも安心して手術に臨んでいただければ幸いです。
日帰り白内障手術とは

白内障手術は、濁った水晶体(目の中のレンズ)を取り除き、人工の眼内レンズを入れる手術です。現在は医療技術の進歩により、短時間で安全に行える日帰り手術が一般的になりました。
当院では、30年間の手術経験と8,000件以上の実績を持つ医師が、最新の設備を用いて患者様に最適な治療を提供しております。
▶白内障の基本については、白内障の記事もご参照下さい。
来院から手術準備まで
来院後は受付と術前確認を行い、手術準備が整い次第手術室へ移動します。
受付・術前チェック
来院後は、まず体調の確認と手術に向けた最終的な準備を行います。
専門の視能訓練士が担当いたしますので、気になることがあればお気軽にお声がけください。以下の項目を確認していきます。
- 血圧測定
- 全身状態や体調の確認
- 手術予定の目の最終確認
- 瞳孔(ひとみ)の開き具合
- 当日の食事状況
患者さまお一人おひとりに合わせた確認を行います。
術前チェック
血圧測定や全身の体調確認を進めます。

また、手術予定の目の最終確認や当日の食事状況についても丁寧にお伺いし、安全な手術のための準備を整えます。
瞳孔の確認
瞳孔(ひとみ)の開き具合を細かくチェックします。

併せて、手術前から使用している点眼薬や当日使用する散瞳薬についても確認し、必要に応じてお預かりします。
手術前に目の状態をしっかり確認することで、安全に手術を進めることができます。
散瞳点眼と待機
白内障手術を正確に行うためには、瞳を十分に開く必要があります。
散瞳点眼と待機時間
約10分おきに、瞳孔を広げる目薬(散瞳薬)を点眼します。

点眼をしながら、リラックスしてお待ちいただきます。
手術室での流れ
準備が整いましたら、手術室へ移動します。
当院では患者様がリラックスして手術を受けられる環境づくりを大切にしています。
手術室へ移動
ここからは、感染を防ぐための準備と安全確認を行いながら手術が進みます。
徹底した清潔管理
手術前には感染予防のため、目の周囲を繰り返し消毒します。

手術室の様子

【POINT!】
江坂まつおか眼科の手術室の天井には青空のデザインが施されており、 患者さまが少しでもリラックスして手術を受けられるよう配慮されています。
清潔ドレープ(青いシート)の装着
顔全体を覆う滅菌シート(ドレープ)をかけ、手術する目だけが出る状態にします。


【POINT!】
当院で使用している手術台は、歯科治療でも使われるような体に負担のかかりにくいタイプを採用しています。
楽な姿勢で手術を受けていただけます。
開瞼器の装着と顕微鏡の位置合わせ
まばたきで視野が遮られないよう、まぶたを開いた状態で固定する器具(開瞼器)を装着します。
続いて手術用顕微鏡の位置や焦点を細かく調整し、安定した手術視野を確保します。
江坂まつおか眼科では、大画面の4Kモニターで眼内を立体的に確認できる「3D Visualization System」を導入。
これにより、より精度の高い安全な手術操作が可能となっています。
最新の3D顕微鏡システム
大画面の4Kモニターで顕微鏡の映像を映す「3D Visualization System」

白内障手術の工程(約12分)
すべての準備が整うと、いよいよ白内障手術が始まります。
手術中は麻酔が効いているため痛みはほとんどなく、医師の声かけに合わせて正面の光を見ていただいている間に終了します。
白内障手術は以下の流れで進みます。
- 目に小さな入口を作る
- 水晶体の袋を開いて分離する
- 濁った水晶体を分割して除去する
- 人工レンズを挿入する
- 眼内の状態を整えて終了
ここでは、手術の時間の目安と工程の流れを簡単に解説します。
1.目に小さな入口を作る
【動画タイマー 0:00〜2:15】
手術ではまず、器具を安全に出し入れできる小さな入口を作ります。
切開は数ミリと非常に小さく、目への負担を最小限に抑えています。
その後、目の内部を保護し空間を保つためのゼリー状の薬剤(粘弾性物質:ヒアルロン酸Na)を注入します。
【POINT!】
手術中は医師が「今どの工程を行っているか」「もうすぐ終わりますよ」など適宜お声かけを行いながら進めます。
患者さまは正面の光を見ていただくだけで進行するため、不安を感じにくいよう配慮されています。
2.水晶体の袋を開いて分離する
【動画タイマー 2:15〜4:25】
人工レンズを入れるために、水晶体を包む袋を円形に開きます。
その後、水を使って中身と袋をやさしく分け、取り除ける状態にします。
3.濁った水晶体を分割して除去する

【動画タイマー 4:25〜8:45】
濁って硬くなった水晶体の中心部分を小さく分割します。
分けた水晶体を超音波で砕きながら吸い取り、周囲に残るやわらかい部分も丁寧に取り除きます。
水晶体の核を小さく分ける際には「Phaco chop(ファコチョップ)法」という方法が使われます。
超音波の器具で核を支えながら、もう一方の器具で割る方法で、空手チョップのように分ける動きからこの名前が付いています。
【イメージPOINT!】
「ホールケーキをを4分割して取り出すイメージ」で核を分割します。
4.人工レンズを挿入する

【動画タイマー 8:45〜9:45】
水晶体を取り除いた袋の中に、折りたたまれた眼内レンズを入れます。
レンズは内部で自然に広がり、袋の中央に安定するよう位置を整えます。
5.眼内の状態を整えて終了
【動画タイマー 9:45〜11:00】
レンズ挿入後は、粘弾性物質をしっかり吸引除去します。
眼内の状態を整え、切開部を閉鎖して手術を終了します。
傷口は非常に小さいため縫合せず自然に閉じます。
手術時間の目安
上記の工程で手術は進み、実際の手術時間は約12分程度で終了します。
手術終了・歩行移動
終了後はそのまま起き上がり、歩いて移動していただけます。

手術シーンの一部はイラストで表現しているため、手術映像が苦手な方でも安心してご覧いただけます。
より詳しく手術の工程を確認したい方は、実際の手術映像をご覧いただくことも可能です。
実際の手術映像(ぼかしなし)は、解説動画※閲覧注意※白内障手術の流れを解説【まつおか先生執刀】でご覧下さい。
手術後からお帰りまで
術後チェック
手術後はそのまま座って休みながら状態を確認します。

眼帯装着
目に異常がなければ、外部の刺激や細菌から手術した目を守るために眼帯を装着します。
こちらは翌日の診察まで外さずにお過ごしいただきます。

生活指導と点眼説明
術後は
- 当日の生活注意点
- 入浴・洗顔制限
- 点眼薬の使用方法
などの説明をいたします。
▶手術後は眼帯の装着や点眼治療、生活上の注意点などいくつかのケアが必要になります。
詳しい過ごし方や注意点については、【専門医が解説】白内障手術後の過ごし方と注意点まとめをご覧ください。
会計・帰宅
受付にてお会計を行い、明日の診察予約を確認してお帰りいただきます。
お会計とご帰宅

日帰り白内障手術のメリット
日帰り手術には次のような利点があります。
- 入院の必要がなく、生活リズムを崩さずに治療できる
- 最新技術により、約15分程度の短時間で終了する
- 局所麻酔により手術中の痛みがほとんどない
- 回復が早く、速やかに日常生活へ戻ることができる
白内障手術は、非常に高い成功率を誇る安全な手術です。
最新の技術と経験豊富な医師によって行われるため合併症のリスクは非常に低く、手術は局所麻酔下で行われ、手術時間は片眼で約15分程度です。
手術後の回復も迅速で、多くの患者さんが日常生活に早く戻ることができます。
まとめ|白内障手術は半日で完了します
江坂まつおか眼科の白内障手術は、受付から帰宅まで半日程度で完了します。
入院の煩わしさがなく、お仕事や家事でお忙しい方でも安心して受けていただける治療です。
実際の流れを知ることで、不安は大きく軽減されます。見えにくさでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
白内障手術の症状・治療方法・手術の流れをもっと詳しくお知りたい方は、▶白内障解説記事も参考にしてください。
手術シーンの一部はイラストで表現しているため、手術映像が苦手な方でも安心してご覧いただけます。
より詳しく手術の工程を確認したい方は、実際の手術映像をご覧いただくことも可能です。
実際の手術映像(ぼかしなし)は、解説動画※閲覧注意※白内障手術の流れを解説【まつおか先生執刀】でご覧下さい。






















