手術後の目薬は、一般的に「術後約3ヶ月間」続けることが多いです。
ただし、目の状態や回復具合、もともとの持病(糖尿病など)によって期間や回数は変わります。
自己判断でやめず、必ず医師の指示通りにさし切ることが最も大切です。
一般的なスケジュールの目安と、なぜそれだけの期間必要なのかをまとめました。
1. 目薬の期間とスケジュールの目安
多くの眼科では、術後の経過に合わせて目薬の種類や回数を段階的に減らしていきます。
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手術直後〜1週間(一番大切)
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- 種類: 抗菌薬、炎症止めなど3種類ほど。
- 回数: 1日3〜4回(朝・昼・夕・寝る前など)。
- 注意: 傷口がまだふさがっておらず、感染症のリスクが最も高い時期です。絶対に忘れずにさしてください。
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1週間後〜1ヶ月
経過が順調なら、種類が減ったり、回数が減ったりすることがあります。
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1ヶ月〜3ヶ月
- 種類: 炎症止めなど1〜2種類。
- 注意: 「もう見えているし痛くないから」といって勝手にやめてしまうと、後から炎症がぶり返したり、網膜(目の奥)がむくんで視力が下がったりすることがあります。
2. なぜ3ヶ月も必要なの?
「見えているのに、まださすの?」と思われるかもしれませんが、主に2つの理由があります。
- 感染症(眼内炎)の予防
手術の傷口から細菌が入ると、最悪の場合失明する恐れがあります。傷が完全に落ち着くまでは抗菌薬で守る必要があります。 - 炎症とむくみの予防
手術のダメージによる炎症を抑えます。特に術後しばらくしてから起こる「黄斑浮腫(おうはんふしゅ)」という目の奥のむくみを防ぐために、長めの点眼が必要です。
3. 点眼時の注意点
- 手を洗う: バイ菌が入らないよう、必ず手を洗ってからさしてください。
- 容器の先を目につけない: まつ毛や目尻に容器が触れないようにしましょう。
- 間隔をあける: 2種類以上の目薬をさすときは、5分ほど間隔をあけてください(続けてさすと、前にさした薬が流れてしまいます)。
白内障手術後は、目薬だけでなく日常生活での注意点も重要です。
詳しいメンテナンス方法については、白内障の手術後、目薬をするなどメンテナンスや注意が必要な点はありますか?で解説しています。
白内障手術後の目薬は、期間だけでなく「正しいさし方」もとても重要です。下記動画【1滴以上はNGです!】目薬の正しいさし方を眼科医が解説!保管方法や利用期限など では、点眼時の注意点やNG行動を分かりやすく解説しています。






















