「完治(治療終了)」の目安は、どの段階を指すかによって異なりますが、一般的には視力が安定して普通の生活に戻れるまで「約1〜2ヶ月」、目薬などの治療が完全に終わるまで「約3ヶ月」がひとつの目安となります。
段階ごとの回復スケジュールをまとめましたので、参考にしてください。
【完治までの期間と目安】
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時期 |
状態の目安 |
できるようになること |
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翌日〜数日 |
視界が明るくなる (見え方の変化に慣れる時期) |
・デスクワーク、テレビ、読書 ・首から下のシャワー ・軽い家事、散歩 |
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1週間後 |
傷口がふさがり始める 感染症のリスクが減る |
・洗顔、洗髪(目に水が入ってもOKになることが多い) ・運転(視力が基準に達していれば) ・軽い運動 |
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1ヶ月後 |
【生活上の完治】 傷口がほぼ治癒し、制限がなくなる |
・激しいスポーツ(水泳・ジムなど) ・力仕事、重いものを持つ ・温泉、旅行 ・アイメイク |
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1〜2ヶ月後 |
【視力の完治】 視力が完全に安定する |
・メガネの作成(必要な場合) ※この時期までは度数が変動しやすいため、新しいメガネを作るのは待ちます。 |
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3ヶ月後 |
【治療の終了】 |
・炎症止めの点眼薬などが終了する目安。 ・定期検診の間隔が空くようになります。 |
⚠️ 知っておきたいポイント
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「見え方」は翌日から劇的に変わる
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手術翌日から「世界が明るくなった」と感じる方が多いですが、脳が新しい見え方に慣れるまで少し時間がかかることがあります。
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一番大切なのは「最初の1週間」
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傷口が完全に閉じていないため、細菌感染(眼内炎)のリスクが一番高い時期です。「目をこすらない」「処方された目薬を必ずさす」ことが完治への最短ルートです。
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点眼の継続(約3ヶ月)
「見えるからもう治った」と思って目薬を自己判断でやめてしまうのが一番危険です。感染症や炎症を防ぐため、医師の指示があるまでは(通常3ヶ月程度)点眼を続ける必要があります。
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完治後も「後発白内障」に注意
- 手術から数ヶ月〜数年後に、再びかすみが出る「後発白内障」が出ることがありますが、これはレーザー治療で簡単に治せます。
お仕事や趣味(スポーツや旅行など)で、具体的に「いつからこれはできる?」という予定がありましたら、それに合わせた目安もお伝えできますのでおっしゃってくださいね。
まとめ
- 普段通りの生活に戻れるのは約1ヶ月後
- 視力が安定し、通院・点眼が終わるのは約3ヶ月後
白内障手術の完治までの流れを把握したうえで、実際の生活で何に気をつけるべきかを知ることが大切です。
術後の過ごし方や注意点については、【専門医が解説】白内障手術後の過ごし方と注意点まとめで詳しく解説しています。
白内障手術は安全性の高い手術ですが、まれに注意が必要な合併症が起こることがあります。その代表例については、下記動画白内障手術の後に現れる、”後発合併症”について、眼科医が丁寧に解説します!で詳しくご紹介しています。






















