マイボーム腺とは?

2026.02.04

マイボーム腺は、まぶた(上下)のふちに並んでいる“油(脂)を出す腺”で、涙のいちばん外側にある油の膜(脂質層) を作っています。

これがあるおかげで、涙が蒸発しにくくなり、目の表面が安定します。

役割(なにしてる?)

    • 涙の表面に油のフタを作る
    • 涙の蒸発を防ぐ → 乾きにくい
    • 目の表面(角膜)をなめらかに保つ

ここが詰まる/弱ると起きること

マイボーム腺の油が出にくくなる状態を MGD(マイボーム腺機能不全) と呼び、蒸発型ドライアイの代表原因です。

以下はよくある症状です。

    • 目が乾く、ゴロゴロ、しみる
    • 夕方に悪化、コンタクトがつらい
    • 目やに、まぶたのふちが赤い
    • かすむ(瞬きで一瞬よくなることも)

原因になりやすいもの

    • 加齢
    • 長時間の画面作業(瞬き減る)

まぶたの炎症(脂漏性・酒さなど)

    • コンタクト
    • アイメイク残り/まつげ際の汚れ
    • 乾燥環境、空調、睡眠不足 など

自宅でできる基本ケア(まずはこれ)

  1. 温罨法(おんあんぽう)
    40℃前後で5〜10分、まぶたを温める(ホットアイマスク等)。
  2. まぶたのふちの清潔
    洗顔+必要なら専用のアイシャンプー等でまつげ際をやさしく。
  3. 意識して瞬き
    画面作業は「20分ごとに目を休める」「ぎゅっと閉じてパッと開く」を数回。

※強く押し出す“自己流の圧出”は炎症を悪化させることがあるので、痛い・赤い時は避けてください。

    眼科でよくする検査・治療(症状が続くなら)

      • マイボグラフィ(腺の形・欠損を見る)
      • 涙液層/BUT、角膜染色などドライアイ評価
      • 治療:温罨法+清潔指導、点眼(人工涙液・抗炎症など)、必要なら圧出、機器治療(温熱・光など)を組み合わせ

    受診の目安(早めがいいサイン)