マイボーム腺は、まぶた(上下)のふちに並んでいる“油(脂)を出す腺”で、涙のいちばん外側にある油の膜(脂質層) を作っています。
これがあるおかげで、涙が蒸発しにくくなり、目の表面が安定します。
目次
役割(なにしてる?)
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- 涙の表面に油のフタを作る
- 涙の蒸発を防ぐ → 乾きにくい
- 目の表面(角膜)をなめらかに保つ
ここが詰まる/弱ると起きること
マイボーム腺の油が出にくくなる状態を MGD(マイボーム腺機能不全) と呼び、蒸発型ドライアイの代表原因です。
以下はよくある症状です。
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- 目が乾く、ゴロゴロ、しみる
- 夕方に悪化、コンタクトがつらい
- 目やに、まぶたのふちが赤い
- かすむ(瞬きで一瞬よくなることも)
原因になりやすいもの
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- 加齢
- 長時間の画面作業(瞬き減る)
まぶたの炎症(脂漏性・酒さなど)
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- コンタクト
- アイメイク残り/まつげ際の汚れ
- 乾燥環境、空調、睡眠不足 など
自宅でできる基本ケア(まずはこれ)
- 温罨法(おんあんぽう)
40℃前後で5〜10分、まぶたを温める(ホットアイマスク等)。 - まぶたのふちの清潔
洗顔+必要なら専用のアイシャンプー等でまつげ際をやさしく。 - 意識して瞬き
画面作業は「20分ごとに目を休める」「ぎゅっと閉じてパッと開く」を数回。
※強く押し出す“自己流の圧出”は炎症を悪化させることがあるので、痛い・赤い時は避けてください。
眼科でよくする検査・治療(症状が続くなら)
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- マイボグラフィ(腺の形・欠損を見る)
- 涙液層/BUT、角膜染色などドライアイ評価
- 治療:温罨法+清潔指導、点眼(人工涙液・抗炎症など)、必要なら圧出、機器治療(温熱・光など)を組み合わせ
受診の目安(早めがいいサイン)
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- 痛い、強い充血、片目だけ急に悪化
- まぶたが腫れてしこり(霰粒腫っぽい)
- 目がかすむのが続く、視力が落ちた感じ
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マイボーム腺機能不全が原因のドライアイには、ドライアイ治療に新たな選択肢 IPL治療のご案内も参考になります。



























