症例紹介

屈折異常

calendar_today2023.05.24

屈折異常は、光が目の屈折系(角膜と水晶体)を通る際に問題が生じる状態を指します。屈折異常には以下の主な種類があります。

1.近視 : 近視は、遠くの物体がぼやけて見え、近くの物体が比較的はっきりと見える状態です。これは、角膜や水晶体の屈折力が強すぎるか、もしくは眼球の軸長が長いために生じます。光は網膜よりも前方で焦点を結びます。

2.遠視 : 遠視は、近くの物体がぼやけて見え、遠くの物体が比較的はっきりと見える状態です。これは、角膜や水晶体の屈折力が弱すぎるか、もしくは眼球の軸長が短いために生じます。光は網膜よりも後方で焦点を結びます。

3.乱視 : 乱視は、角膜や水晶体の曲率が非対称であるために生じる屈折異常です。光が網膜上で複数の焦点を結ぶため、近くもしくは遠くの物体が歪んで見えることがあります。

これらの屈折異常は、視力の問題を引き起こします。しかし、屈折異常は眼鏡やコンタクトレンズ、屈折矯正手術などを通じて矯正することができます。視力矯正手段は、屈折異常の種類や程度、個人の状況によって異なります。屈折異常の診断と適切な矯正法を求める場合は、眼科専門医と相談し助言を受けることが重要です。